2022.12.1

グルメ

新店話題「新食感ベーグル」…人気は"プルコギ""ダブルチョコ"五稜郭そば【函館】

2021年4月にオープンした「おやつべーぐる メルチッチ」。従来とはひと味違う、「もっちり! ふわっ!」が特徴のベーグルを日々焼き上げています。

あらゆる世代の人が楽しめるベーグルを目指したという店長の鈴木さんに、製作過程やおすすめ商品を伺いました。

直観冴えわたる生地作り

今までパン作りは未経験だったという鈴木さん。
 
「(ネットで)検索したベーグルレシピで作り方を見て『意外と簡単に作れそう! これなら作ってみよう!』と思い立って作ったのがきっかけです」
 
そして1回目にして「これでお店できるかも?」という手応えを感じ、そこから1か月間、ベーグルを焼き続ける日々が始まりました。
 
小麦は、6種類用意したなかから選んだ「ゆめちから」を100%使用。食べてすぐに「これだな!」とピンときたそう。さらに注目なのは、後味を軽くするためにじゃがいもが使われているということ。このアイデアは、ベーグルを初めて作った翌日に浮かんだと言います。
 
こうして焼き始めてから早1週間ほどで、現在のレシピが完成。ずっとワクワクしながら作っていたので、苦労は感じなかったんだとか。

「おやつべーぐる」の由来

一般的なベーグルに比べて小ぶりなのも特徴の1つ。手のひらサイズで丸っこいフォルムも可愛らしいですよね。
試作段階では倍のサイズだったものの、「いろんな味を食べたいなあ」という思いに至り、今の大きさに変えていったそう。
 
こうして材料やサイズに工夫を重ね、新しいベーグルが誕生。
しかし、「おやつべーぐる」の由来は、単純に他のベーグルとは違うから、という理由だけではありません。
 
「どんなシーン(朝食、昼食だけではなく)にも食べてほしいという意味を込めて、唯一無二の『おやつべーぐる』という名前を付けました」
 
お昼に甘いのとしょっぱいのを1個ずつ、おやつはとびきり甘いのを、そして夜はガッツリ系!…などなど、そのときの気分や空腹具合に応じて、いろいろな楽しみ方ができそうですね。

「メルチッチ」の由来は、店主の愛犬メルちゃんとチッチちゃんから!

食事もおやつもバッチリ ~定番商品編~

常時30種類以上もの「おやつべーぐる」が並ぶショーウィンドウ。この豊富なラインナップは、基本的に鈴木さんが考案し、スタッフの方々と試食をしながら決定していきます。
 
今回は、店長おすすめの定番商品と季節限定商品を、それぞれ2品ずつご紹介します。

プルコギサンド

惣菜系人気ナンバーワンの「プルコギサンド(356円 税込)」。
レンジで軽く温めたあと、チーズが溶けるまでトースターで焼くのがおすすめだそう。

焼きました


お肉もぎっしり!

一口目、衝撃を受けました。
 
たっぷりのチーズ、中にぎっしり詰め込まれた甘じょっぱいお肉が、口の中いっぱいに押し寄せてきます。「おいしい」よりも「うまい」と言ってしまうようなこのパワー、迫力…次の一口が止まりません。
 
また、温めたことにより、生地のふんわりさがアップ。具材との相性も二重丸です。ボリュームやパンチを求める方には打ってつけですし、小食の方もシェアを検討するなどして、是非挑戦してみてほしいです。
ココア生地の中にチョコチップが入った「ダブルチョコ(237円 税込)」。温めることでトロリと溶けたチョコが、幸福感をもたらしてくれます。
そしてチョコとの対比か、生地のもっちりさがより感じられ、噛みしめるごとに『おいしいなあ……』としみじみするのでした。
 
鈴木さんご自身も、ある冬の日に温めたダブルチョコをご自宅で食べた際、心をそっと包んでくれるような感覚を抱いたそう。「この気持ちを頑張っている人たちに味わってほしい」、という思いのつまった、優しさ溢れる一品です。

ダブルチョコ

意外な組み合わせの相性やいかに ~季節限定編~


りんごクリームチーズ

りんご×クリームチーズという組み合わせの、「りんごクリームチーズ(12月より302円 税込)」
 
七飯町は成田園さんの「ひめかみ」を使用。甘みと酸味のバランスが良く、蜜も多いという品種で作ったジャムは、なんとも上品な甘さ。柔らかさのなかにシャリッと感も残されており、心地よい食感です。
 
りんごとクリームチーズの相性もバッチリ。軽食としても食べやすい一品です。
こちらは、さつまいも餡×カスタード「スイーツおさつカスタード(324円 税込)」。
 
滑らかにこされたさつまいも餡は甘さ控えめ。一方、カスタードがしっかりと甘みを担い、バニラを思わせる香りが華やかさを添えます。サイコロカットされたさつまいものほっくりとした食感に、黒ゴマの香ばしさ……それぞれが自らの良さを発揮し、それでいて邪魔をしない。素晴らしいチームプレイでした。
 
なお、メルチッチの商品に使用されるフィリングは、ほぼ全てが手作り(一部を除く)です。それは、「安心安全はもちろんのこと、『ただただ手作りのおいしさ』をみなさんに知ってほしい」という思いから。手間暇だけでなく、真心もたっぷりなことが伝わってきます。

スイーツおさつカスタード

イートインも充実


カウンター席が4つ、テーブル席が2つ。 荷物入れも用意されています。

今回は全てテイクアウトでしたが、店内にはイートインスペースもあり、ドリンクやサラダなどとともに楽しむことができます。さらに、チーズケーキやガトーショコラ(共にグルテンフリー)などのデザートメニューもあるという充実ぶりです。
 
また、ドリンクやケーキもテイクアウト可能。もう冬になってしまうので難しいですが、暖かくなったら、ベーグルやドリンクを持って、すぐ近くにある五稜郭公園でピクニックなんていかがでしょうか。

「笑顔が生まれる店」を目指して

オープンしてからまだ1年半でありながら、店舗の営業にとどまらず、イベント出店や通販など、精力的に活動されています。そのなかで、函館内外にいる多くのお客さんと出会うことができ、そして「スタッフと力強い仲間に恵まれた」という鈴木さん。
今後はSDGsの取り組みや、子どもたちに向けた食のイベントなどにも参加していきたいそうです。
 
エネルギッシュな鈴木さん、そしてメルチッチに今後も目が離せませんね!

アクセサリーや紅茶など、雑貨屋さんのようなスペースも

おやつべーぐる メルチッチ
住所:函館市五稜郭町19番17号
営業時間:午前10時~午後5時(月~金)
     午前10時半~午後5時(土日祝)
定休日:不定休
駐車場:あり
Instagram:@begel.meruchicchi
Webサイト:http://tsuku2.jp/Meruchicchi

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

直観冴えわたる生地作り

今までパン作りは未経験だったという鈴木さん。
 
「(ネットで)検索したベーグルレシピで作り方を見て『意外と簡単に作れそう! これなら作ってみよう!』と思い立って作ったのがきっかけです」
 
そして1回目にして「これでお店できるかも?」という手応えを感じ、そこから1か月間、ベーグルを焼き続ける日々が始まりました。
 
小麦は、6種類用意したなかから選んだ「ゆめちから」を100%使用。食べてすぐに「これだな!」とピンときたそう。さらに注目なのは、後味を軽くするためにじゃがいもが使われているということ。このアイデアは、ベーグルを初めて作った翌日に浮かんだと言います。
 
こうして焼き始めてから早1週間ほどで、現在のレシピが完成。ずっとワクワクしながら作っていたので、苦労は感じなかったんだとか。

「おやつべーぐる」の由来


「メルチッチ」の由来は、店主の愛犬メルちゃんとチッチちゃんから!

一般的なベーグルに比べて小ぶりなのも特徴の1つ。手のひらサイズで丸っこいフォルムも可愛らしいですよね。
試作段階では倍のサイズだったものの、「いろんな味を食べたいなあ」という思いに至り、今の大きさに変えていったそう。
 
こうして材料やサイズに工夫を重ね、新しいベーグルが誕生。
しかし、「おやつべーぐる」の由来は、単純に他のベーグルとは違うから、という理由だけではありません。
 
「どんなシーン(朝食、昼食だけではなく)にも食べてほしいという意味を込めて、唯一無二の『おやつべーぐる』という名前を付けました」
 
お昼に甘いのとしょっぱいのを1個ずつ、おやつはとびきり甘いのを、そして夜はガッツリ系!…などなど、そのときの気分や空腹具合に応じて、いろいろな楽しみ方ができそうですね。

食事もおやつもバッチリ ~定番商品編~

常時30種類以上もの「おやつべーぐる」が並ぶショーウィンドウ。この豊富なラインナップは、基本的に鈴木さんが考案し、スタッフの方々と試食をしながら決定していきます。
 
今回は、店長おすすめの定番商品と季節限定商品を、それぞれ2品ずつご紹介します。

プルコギサンド

惣菜系人気ナンバーワンの「プルコギサンド(356円 税込)」。
レンジで軽く温めたあと、チーズが溶けるまでトースターで焼くのがおすすめだそう。

焼きました


お肉もぎっしり!

一口目、衝撃を受けました。
 
たっぷりのチーズ、中にぎっしり詰め込まれた甘じょっぱいお肉が、口の中いっぱいに押し寄せてきます。「おいしい」よりも「うまい」と言ってしまうようなこのパワー、迫力…次の一口が止まりません。
 
また、温めたことにより、生地のふんわりさがアップ。具材との相性も二重丸です。ボリュームやパンチを求める方には打ってつけですし、小食の方もシェアを検討するなどして、是非挑戦してみてほしいです。

ダブルチョコ

ココア生地の中にチョコチップが入った「ダブルチョコ(237円 税込)」。温めることでトロリと溶けたチョコが、幸福感をもたらしてくれます。
そしてチョコとの対比か、生地のもっちりさがより感じられ、噛みしめるごとに『おいしいなあ……』としみじみするのでした。
 
鈴木さんご自身も、ある冬の日に温めたダブルチョコをご自宅で食べた際、心をそっと包んでくれるような感覚を抱いたそう。「この気持ちを頑張っている人たちに味わってほしい」、という思いのつまった、優しさ溢れる一品です。

意外な組み合わせの相性やいかに ~季節限定編~


りんごクリームチーズ

りんご×クリームチーズという組み合わせの、「りんごクリームチーズ(12月より302円 税込)」
 
七飯町は成田園さんの「ひめかみ」を使用。甘みと酸味のバランスが良く、蜜も多いという品種で作ったジャムは、なんとも上品な甘さ。柔らかさのなかにシャリッと感も残されており、心地よい食感です。
 
りんごとクリームチーズの相性もバッチリ。軽食としても食べやすい一品です。

スイーツおさつカスタード

こちらは、さつまいも餡×カスタード「スイーツおさつカスタード(324円 税込)」。
 
滑らかにこされたさつまいも餡は甘さ控えめ。一方、カスタードがしっかりと甘みを担い、バニラを思わせる香りが華やかさを添えます。サイコロカットされたさつまいものほっくりとした食感に、黒ゴマの香ばしさ……それぞれが自らの良さを発揮し、それでいて邪魔をしない。素晴らしいチームプレイでした。
 
なお、メルチッチの商品に使用されるフィリングは、ほぼ全てが手作り(一部を除く)です。それは、「安心安全はもちろんのこと、『ただただ手作りのおいしさ』をみなさんに知ってほしい」という思いから。手間暇だけでなく、真心もたっぷりなことが伝わってきます。

イートインも充実


カウンター席が4つ、テーブル席が2つ。 荷物入れも用意されています。

今回は全てテイクアウトでしたが、店内にはイートインスペースもあり、ドリンクやサラダなどとともに楽しむことができます。さらに、チーズケーキやガトーショコラ(共にグルテンフリー)などのデザートメニューもあるという充実ぶりです。
 
また、ドリンクやケーキもテイクアウト可能。もう冬になってしまうので難しいですが、暖かくなったら、ベーグルやドリンクを持って、すぐ近くにある五稜郭公園でピクニックなんていかがでしょうか。

「笑顔が生まれる店」を目指して


アクセサリーや紅茶など、雑貨屋さんのようなスペースも

オープンしてからまだ1年半でありながら、店舗の営業にとどまらず、イベント出店や通販など、精力的に活動されています。そのなかで、函館内外にいる多くのお客さんと出会うことができ、そして「スタッフと力強い仲間に恵まれた」という鈴木さん。
今後はSDGsの取り組みや、子どもたちに向けた食のイベントなどにも参加していきたいそうです。
 
エネルギッシュな鈴木さん、そしてメルチッチに今後も目が離せませんね!
おやつべーぐる メルチッチ
住所:函館市五稜郭町19番17号
営業時間:午前10時~午後5時(月~金)
     午前10時半~午後5時(土日祝)
定休日:不定休
駐車場:あり
Instagram:@begel.meruchicchi
Webサイト:http://tsuku2.jp/Meruchicchi

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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