「日本茶ってこんなにおもしろいの…!?」と、日本茶の魅力を再発見できるお店がオープンしました。
日本茶インストラクターの資格をもつ店主が1煎1煎丁寧に淹れるこだわりの日本茶。同じ茶葉でも入れ方によって甘味、渋味、香りが異なります。それは感動するほど。
帰る頃には日本茶の概念が変わる和カフェ『日本茶と和菓子 エフ』を取材しました。
北海道で長年の夢を…
「ゆっくりおいしいお茶と和菓子を楽しんでいただきたい」と話す『日本茶と和菓子 エフ』店主 福澤さん。
福澤さんのご実家は長野県で70年続く老舗和菓子店。「母の実家が江戸時代から続く和菓子店で暖簾分けしているので、親戚も和菓子店を切り盛りしている人が多いんですよ」と話します。
実家の和菓子などを仕入れているので、日本茶と和菓子どちらも本格的なものを楽しむことができます。
福澤さんのご実家は長野県で70年続く老舗和菓子店。「母の実家が江戸時代から続く和菓子店で暖簾分けしているので、親戚も和菓子店を切り盛りしている人が多いんですよ」と話します。
実家の和菓子などを仕入れているので、日本茶と和菓子どちらも本格的なものを楽しむことができます。
福澤さんは3年前までは東京で大手商社のグループ会社で役員をしており、北海道には旅行で数回来たことのある程度。雪国で暮らしてみたいという思いから北海道への移住を決意し、以前からの夢を叶えました。
「以前から接客をしてみたいと思っていました。札幌の街を歩きながら何度も何度も何のお店にしようか考えていました。そこで気づいたのが“北海道には本格的な日本茶を味わうことができるお店が少ない”ということ。それなら自分がお店を作ろうと思いました」
本格的な日本茶、そして魅力を北海道の人に知ってもらおうと、日本茶の勉強を開始。
そして「日本茶インストラクター」の資格を取得し、9月11日に待望のお店を円山にオープンしました。
「以前から接客をしてみたいと思っていました。札幌の街を歩きながら何度も何度も何のお店にしようか考えていました。そこで気づいたのが“北海道には本格的な日本茶を味わうことができるお店が少ない”ということ。それなら自分がお店を作ろうと思いました」
本格的な日本茶、そして魅力を北海道の人に知ってもらおうと、日本茶の勉強を開始。
そして「日本茶インストラクター」の資格を取得し、9月11日に待望のお店を円山にオープンしました。
淹れ方、そしてグラスにこだわり
「同じ茶葉なら味も同じでしょ…」と思っている方、帰る頃には考え方が覆ります。
「日本茶は60〜70種ほどあると言われています。品種によって、旨味などバランスが全く異なるので、実際にお茶どころである静岡に行って品種を厳選しました」と話す福澤さん。
「日本茶は60〜70種ほどあると言われています。品種によって、旨味などバランスが全く異なるので、実際にお茶どころである静岡に行って品種を厳選しました」と話す福澤さん。
「日本茶と和菓子のセット(煎茶 1,480円/ほうじ茶 1,380円)」では、1煎目から3煎目まで同じ茶葉を使用しています。しかし、同じ品種だと言われないと気づかないほど1煎1煎全く異なります。
同じ茶葉で3度の「おいしい」を仕上げるのには福澤さんならではの知識も関係していました。
「ワインと日本酒の資格も所持しています。その知識を活かしてグラスにもこだわっています。味は口だけではなく鼻も影響しています」と福澤さん。
同じ茶葉で3度の「おいしい」を仕上げるのには福澤さんならではの知識も関係していました。
「ワインと日本酒の資格も所持しています。その知識を活かしてグラスにもこだわっています。味は口だけではなく鼻も影響しています」と福澤さん。
淹れ方だけではなく、合った容器を選ぶことによりおいしさを引き立てることができるとのこと。実際に同じ品種、同じ淹れ方をしたお茶を異なる容器に入れて飲み比べてみると香りの強さや感じる味の濃さが異なっていました。これは感動レベル。
3つの楽しみ方
今回は、一番のおすすめ「f(しずかおり)」の3煎セットをいただきました。
1煎目はぬるめで旨味を。
沸騰させたお湯を茶葉に合った温度にするため、空気に触れさせ60〜65度まで温度を下げます。ぬるく淹れることにより葉の表面から旨味を引き出しています。
初めに苦味を感じ、余韻で旨味を感じる1煎です。
1煎目はぬるめで旨味を。
沸騰させたお湯を茶葉に合った温度にするため、空気に触れさせ60〜65度まで温度を下げます。ぬるく淹れることにより葉の表面から旨味を引き出しています。
初めに苦味を感じ、余韻で旨味を感じる1煎です。
2煎目は冷たく甘味を。
同じ品種だと聞かないと気づかないほど1煎目とは味わいが異なります。2煎目は1煎目で使用した茶葉に氷を入れ冷まし、甘味を引き出します。ワイングラスに入れることにより、香りを感じやすくさせています。
冷たく、甘みを一番強く感じますよ〜!
同じ品種だと聞かないと気づかないほど1煎目とは味わいが異なります。2煎目は1煎目で使用した茶葉に氷を入れ冷まし、甘味を引き出します。ワイングラスに入れることにより、香りを感じやすくさせています。
冷たく、甘みを一番強く感じますよ〜!
3煎目は熱々で苦味を。
3煎目になると茶葉が開き切った状態になっています。香りが強くなり、苦味や渋味も抽出しています。
お茶に合った菓子のサービスも!
3煎目になると茶葉が開き切った状態になっています。香りが強くなり、苦味や渋味も抽出しています。
お茶に合った菓子のサービスも!
日本茶に合う和菓子を厳選
福澤さんの実家や親戚の老舗和菓子店から仕入れた和菓子。日本茶に合うものを厳選しています。ハートの形をしたかわいらしい「もなか」もありますよ。
「菓子は2煎目以降をおすすめしています。1煎目はお茶本来の味を楽しんでいただきたい」と福澤さん。
「菓子は2煎目以降をおすすめしています。1煎目はお茶本来の味を楽しんでいただきたい」と福澤さん。
ピンク色のもなかの中には粒あんたっぷり。大納言小豆を使用しており、甘すぎないのが特徴です。粒が大きいのでしっかりと食感も楽しむことができます。
白色のもなかはこし餡がたっぷり。塩白餡を使用しており、少し塩味があります。
おいしいお茶に和菓子、まさに至福のひとときです。
「今後は全国のおいしい和菓子を集めていきたい」と福澤さん。
おいしいお茶に和菓子、まさに至福のひとときです。
「今後は全国のおいしい和菓子を集めていきたい」と福澤さん。
お茶は1煎1煎丁寧に淹れているので時間がかかります。よりおいしい状態を味わってもらうために今後は予約制にするそうです。
「素敵な時間を体験したな〜」と帰る頃には名残惜しい気分になる和カフェですよ。
「素敵な時間を体験したな〜」と帰る頃には名残惜しい気分になる和カフェですよ。
日本茶と和菓子 エフ
住所:札幌市中央区大通西25-2-1
営業時間:平日 午後1時〜午後6時/土曜日、日曜日 、祝日 午前11時〜午後6時
定休日:水曜日(不定休 月1回)
電話番号:011-600-2826
Instagram:@nihonchacafe_f
住所:札幌市中央区大通西25-2-1
営業時間:平日 午後1時〜午後6時/土曜日、日曜日 、祝日 午前11時〜午後6時
定休日:水曜日(不定休 月1回)
電話番号:011-600-2826
Instagram:@nihonchacafe_f
北海道で長年の夢を…
「ゆっくりおいしいお茶と和菓子を楽しんでいただきたい」と話す『日本茶と和菓子 エフ』店主 福澤さん。
福澤さんのご実家は長野県で70年続く老舗和菓子店。「母の実家が江戸時代から続く和菓子店で暖簾分けしているので、親戚も和菓子店を切り盛りしている人が多いんですよ」と話します。
実家の和菓子などを仕入れているので、日本茶と和菓子どちらも本格的なものを楽しむことができます。
福澤さんのご実家は長野県で70年続く老舗和菓子店。「母の実家が江戸時代から続く和菓子店で暖簾分けしているので、親戚も和菓子店を切り盛りしている人が多いんですよ」と話します。
実家の和菓子などを仕入れているので、日本茶と和菓子どちらも本格的なものを楽しむことができます。
福澤さんは3年前までは東京で大手商社のグループ会社で役員をしており、北海道には旅行で数回来たことのある程度。雪国で暮らしてみたいという思いから北海道への移住を決意し、以前からの夢を叶えました。
「以前から接客をしてみたいと思っていました。札幌の街を歩きながら何度も何度も何のお店にしようか考えていました。そこで気づいたのが“北海道には本格的な日本茶を味わうことができるお店が少ない”ということ。それなら自分がお店を作ろうと思いました」
本格的な日本茶、そして魅力を北海道の人に知ってもらおうと、日本茶の勉強を開始。
そして「日本茶インストラクター」の資格を取得し、9月11日に待望のお店を円山にオープンしました。
「以前から接客をしてみたいと思っていました。札幌の街を歩きながら何度も何度も何のお店にしようか考えていました。そこで気づいたのが“北海道には本格的な日本茶を味わうことができるお店が少ない”ということ。それなら自分がお店を作ろうと思いました」
本格的な日本茶、そして魅力を北海道の人に知ってもらおうと、日本茶の勉強を開始。
そして「日本茶インストラクター」の資格を取得し、9月11日に待望のお店を円山にオープンしました。
淹れ方、そしてグラスにこだわり
「同じ茶葉なら味も同じでしょ…」と思っている方、帰る頃には考え方が覆ります。
「日本茶は60〜70種ほどあると言われています。品種によって、旨味などバランスが全く異なるので、実際にお茶どころである静岡に行って品種を厳選しました」と話す福澤さん。
「日本茶は60〜70種ほどあると言われています。品種によって、旨味などバランスが全く異なるので、実際にお茶どころである静岡に行って品種を厳選しました」と話す福澤さん。
「日本茶と和菓子のセット(煎茶 1,480円/ほうじ茶 1,380円)」では、1煎目から3煎目まで同じ茶葉を使用しています。しかし、同じ品種だと言われないと気づかないほど1煎1煎全く異なります。
同じ茶葉で3度の「おいしい」を仕上げるのには福澤さんならではの知識も関係していました。
「ワインと日本酒の資格も所持しています。その知識を活かしてグラスにもこだわっています。味は口だけではなく鼻も影響しています」と福澤さん。
同じ茶葉で3度の「おいしい」を仕上げるのには福澤さんならではの知識も関係していました。
「ワインと日本酒の資格も所持しています。その知識を活かしてグラスにもこだわっています。味は口だけではなく鼻も影響しています」と福澤さん。
淹れ方だけではなく、合った容器を選ぶことによりおいしさを引き立てることができるとのこと。実際に同じ品種、同じ淹れ方をしたお茶を異なる容器に入れて飲み比べてみると香りの強さや感じる味の濃さが異なっていました。これは感動レベル。
3つの楽しみ方
今回は、一番のおすすめ「f(しずかおり)」の3煎セットをいただきました。
1煎目はぬるめで旨味を。
沸騰させたお湯を茶葉に合った温度にするため、空気に触れさせ60〜65度まで温度を下げます。ぬるく淹れることにより葉の表面から旨味を引き出しています。
初めに苦味を感じ、余韻で旨味を感じる1煎です。
1煎目はぬるめで旨味を。
沸騰させたお湯を茶葉に合った温度にするため、空気に触れさせ60〜65度まで温度を下げます。ぬるく淹れることにより葉の表面から旨味を引き出しています。
初めに苦味を感じ、余韻で旨味を感じる1煎です。
2煎目は冷たく甘味を。
同じ品種だと聞かないと気づかないほど1煎目とは味わいが異なります。2煎目は1煎目で使用した茶葉に氷を入れ冷まし、甘味を引き出します。ワイングラスに入れることにより、香りを感じやすくさせています。
冷たく、甘みを一番強く感じますよ〜!
同じ品種だと聞かないと気づかないほど1煎目とは味わいが異なります。2煎目は1煎目で使用した茶葉に氷を入れ冷まし、甘味を引き出します。ワイングラスに入れることにより、香りを感じやすくさせています。
冷たく、甘みを一番強く感じますよ〜!
3煎目は熱々で苦味を。
3煎目になると茶葉が開き切った状態になっています。香りが強くなり、苦味や渋味も抽出しています。
お茶に合った菓子のサービスも!
3煎目になると茶葉が開き切った状態になっています。香りが強くなり、苦味や渋味も抽出しています。
お茶に合った菓子のサービスも!
日本茶に合う和菓子を厳選
福澤さんの実家や親戚の老舗和菓子店から仕入れた和菓子。日本茶に合うものを厳選しています。ハートの形をしたかわいらしい「もなか」もありますよ。
「菓子は2煎目以降をおすすめしています。1煎目はお茶本来の味を楽しんでいただきたい」と福澤さん。
「菓子は2煎目以降をおすすめしています。1煎目はお茶本来の味を楽しんでいただきたい」と福澤さん。
ピンク色のもなかの中には粒あんたっぷり。大納言小豆を使用しており、甘すぎないのが特徴です。粒が大きいのでしっかりと食感も楽しむことができます。
白色のもなかはこし餡がたっぷり。塩白餡を使用しており、少し塩味があります。
おいしいお茶に和菓子、まさに至福のひとときです。
「今後は全国のおいしい和菓子を集めていきたい」と福澤さん。
おいしいお茶に和菓子、まさに至福のひとときです。
「今後は全国のおいしい和菓子を集めていきたい」と福澤さん。
お茶は1煎1煎丁寧に淹れているので時間がかかります。よりおいしい状態を味わってもらうために今後は予約制にするそうです。
「素敵な時間を体験したな〜」と帰る頃には名残惜しい気分になる和カフェですよ。
「素敵な時間を体験したな〜」と帰る頃には名残惜しい気分になる和カフェですよ。
日本茶と和菓子 エフ
住所:札幌市中央区大通西25-2-1
営業時間:平日 午後1時〜午後6時/土曜日、日曜日 、祝日 午前11時〜午後6時
定休日:水曜日(不定休 月1回)
電話番号:011-600-2826
Instagram:@nihonchacafe_f
住所:札幌市中央区大通西25-2-1
営業時間:平日 午後1時〜午後6時/土曜日、日曜日 、祝日 午前11時〜午後6時
定休日:水曜日(不定休 月1回)
電話番号:011-600-2826
Instagram:@nihonchacafe_f
千葉柚果
学生ライター
札幌在住の大学生。よく笑い、よく食べ、よく喋ります!カフェ巡り、カメラで写真を 撮る時間が大好き。流行りのもの面白いものを見つけると飛んでいきます。新しい場所、流行りそうなものを、いち早く体験取材をし、テレビSASARUでもナビゲートしています。