2022.5.26

グルメ

すすきの徒歩3分!歓楽街の異空間「本格ジビエ&アイヌ創作料理」"誰かに教えたい店"

「チセのある個室居酒屋海空のハル」は、アイヌ文化に触れながら本格的なジビエやアイヌ創作料理が味わえるお店。すすきの駅から歩いて3分ほどのアクセスしやすい場所にあります。

料理だけでなく、アイヌの伝統工芸品や暮らしに使用していた生活用具が展示してあり、まるでアイヌ民族のチセに遊びに来ているかのような空間でした!

北海道・アイヌ文化を感じる店内

まずは、座席の様子からご紹介します。

こちらは、カウンター席。木彫りの熊やアイヌ紋様が刻まれた伝統工芸品”二風谷イタ”が飾られており、ゴールデンカムイファンも多く訪れるそうです。カウンターのほか、掘りごたつの個室が4部屋と特別個室が1部屋あります。

特別個室ハルのチセに大興奮!

こちらは、アイヌ語で「チセ」と呼ばれる伝統家屋を模した、特別個室ハルのチセ。アイヌ文化に興味があり、ゴールデンカムイファンである筆者は、この部屋を目にした瞬間、興奮を抑えることができませんでした!

花ござや灯明台、火箸などの生活道具が並べられており、アイヌの方々の生活を肌で感じることができます。

美しい文様が刻まれたタシロ

テーブルの横には、アイヌ語で「タシロ」と呼ばれる山刀も飾られていました。こちらは、アイヌ文化伝承者である、浦川太八さんの作品。細かく刻まれた紋様が繊細で、とても美しいです。

鮮やかなアイヌ文様の半纏

こちらは、アイヌ文様が美しい半纏。筆者も着用させていただきました。チセを再現した空間の中で、このような体験ができるのは本当に貴重なことですよね。記念撮影を楽しんだ後、いよいよお料理をいただきます。

海空のハル一番人気!「アイヌ創作料理セット」


アイヌ創作料理セット:3,500円(税込)

運ばれてきたのは、アイヌ創作料理をワンプレートでいただけるセットメニュー。白老地方のアイヌ伝統料理を学び、アレンジして作られた料理です。

コースやセットは数種類ありますが、こちらの“アイヌ創作料理セット”は海空のハルのメニューの中で一番人気なんだそう。聞き覚えのある料理が一度で味わえて、このボリューム! 確かに人気なのも頷けます。

【内容:全6品】※仕入れ状況により一部食材が変更になる場合アリ
・ヒグマ肉と鴨肉(低温調理済み)
・鹿串焼き
・オハウ
・チポロシト
・チタタプ
・鮭塩焼き

食べたらジビエの印象が変わります!

どのお料理も臭みがなくてやわらかい!新鮮な素材を仕入れ、丁寧に下ごしらえを施していることが、食べるだけで伝わってきました。

特に肉は加熱すると固くなってしまうので、低温調理でじっくり火を通しているそうです。プレートの中央にある“チタタプ(プは小文字)”は、細かく刻んだ料理でたたきの様なもの。海空のハルでは鮭の身と行者にんにく、味噌などで食べやすく味付けしているそうです。

「美味しいものが溢れている北海道ですが、グルメだけではなく、歴史や文化・SDGSの考え方などに関心を持つキッカケになってくれたら嬉しいです」と、店長の崎本さん。料理を通じて北海道の歴史や文化を身近に感じてもらえたら良いですね!

貴重な「ヒグマ」のお肉をいただきます

筆者が特に感動したのは、ヒグマのお肉。臭みがなくやわらかくて旨味たっぷり。まるでローストビーフをいただいているかのようでした。

北海道の中でも新鮮なヒグマのお肉をいただけるお店は非常に珍しいです。こちらのヒグマは、独自のルートでを一頭買いしたそうですよ!

優しさが染み渡る「オハウ」

汁物を意味する“オハウ”には、ごろんと大きくカットされた野菜のほか、鮭の身が入っていました。味付けには、塩と昆布。さらに鮭の骨の出汁に、鱈の肝臓から作られた鱈油を使い、素材が主役の優しい味わい。“行者にんにく”との相性もバッチリでした!

アイヌのお酒を復刻した「カムイトノト」


画像提供:チセのある個室居酒屋海空のハル

アイヌ創作料理セットには、アイヌのお酒を復刻した“カムイトノト”が一杯ついてきます。アイヌ語で“カムイ”は「神」“トノト”は「酒」という意味を持つことから、 “カムイトノト”は「神様のお酒」という意味の造語です。

ヒエを使ったお酒は、アイヌ民族の儀式で神々や先祖への贈り物として欠かせないものだったのだそうです。その伝統的なお酒を現代に復活させたのが “カムイトノト”です。

稗(ひえ)を原料とした珍しいお酒で、どぶろくにもに似た濁りがあり、ほどよい酸味と自然の甘さが特徴的! とろりとした飲み口。甘さと酸味のバランスが整ったお酒です。

単品料理とお酒で一杯

その他、店内には北海道産のお酒や、単品メニューも豊富。その時期のおすすめなどもあるので、訪れるたびに新しいおいしさに出会えます。

筆者も、今度は単品メニューをじっくり味わいながら、お酒も堪能したいです。

自信をもって紹介したくなるお店

海空のハルがある場所は、地下鉄『すすきの駅』から徒歩3分。金の卵が目印のF45ビル地下1階にあります。アクセスのしやすさも魅力的ですね。

北海道の歴史と伝統、素材のおいしさがギュッと詰まった海空のハルは、地元の人のみならず、道外の方が来たときにお連れしたいお店。これだけ“北海道ならでは”が詰まったお店での食事は、良い思い出となり、喜んでもらえるのではないでしょうか。

海空のハル、美幌峠店もオープン!

2022年4月、海空のハル第2号店となる美幌峠店がオープンしました。美幌町の食材を中心としたメニューが味わえるお店。店内は木目調の落ち着いた空間で、シンボルの大きな“熊面”がお出迎えしてくれます。

画像提供:チセのある個室居酒屋海空のハル

美幌店のイチオシは「美パオライス」


画像提供:チセのある個室居酒屋海空のハル

美幌の野菜を使った”美パオライス”がイチオシのメニュー。ガパオライスに美幌をかけたユニークなメニューです。そのほか、10食限定のアイヌ創作料理「オハウ定食」もおすすめとのこと。不定期提供となるので、かなりレアなメニュー。運良く出会えたら迷わずオーダーしたいですね。
チセのある個室居酒屋海空のハル
住所:札幌市中央区南4条西5丁目8 F-45ビル地下1F
営業時間:午後5時~午後11時30分 (ラストオーダー:午後11時)
定休日:日曜日
電話番号: 011-231-6868
Instagram:@umizoranoharu
Twitter:@umizoranoharu
Facebook:チセのある個室居酒屋 海空のハル
Webサイト:https://umizoranoharu-susukino.owst.jp/
(上記の情報は記事作成時点でのものです。価格や最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

北海道・アイヌ文化を感じる店内

まずは、座席の様子からご紹介します。

こちらは、カウンター席。木彫りの熊やアイヌ紋様が刻まれた伝統工芸品”二風谷イタ”が飾られており、ゴールデンカムイファンも多く訪れるそうです。カウンターのほか、掘りごたつの個室が4部屋と特別個室が1部屋あります。

特別個室ハルのチセに大興奮!

こちらは、アイヌ語で「チセ」と呼ばれる伝統家屋を模した、特別個室ハルのチセ。アイヌ文化に興味があり、ゴールデンカムイファンである筆者は、この部屋を目にした瞬間、興奮を抑えることができませんでした!

花ござや灯明台、火箸などの生活道具が並べられており、アイヌの方々の生活を肌で感じることができます。

美しい文様が刻まれたタシロ

テーブルの横には、アイヌ語で「タシロ」と呼ばれる山刀も飾られていました。こちらは、アイヌ文化伝承者である、浦川太八さんの作品。細かく刻まれた紋様が繊細で、とても美しいです。

鮮やかなアイヌ文様の半纏

こちらは、アイヌ文様が美しい半纏。筆者も着用させていただきました。チセを再現した空間の中で、このような体験ができるのは本当に貴重なことですよね。記念撮影を楽しんだ後、いよいよお料理をいただきます。

海空のハル一番人気!「アイヌ創作料理セット」


アイヌ創作料理セット:3,500円(税込)

運ばれてきたのは、アイヌ創作料理をワンプレートでいただけるセットメニュー。白老地方のアイヌ伝統料理を学び、アレンジして作られた料理です。

コースやセットは数種類ありますが、こちらの“アイヌ創作料理セット”は海空のハルのメニューの中で一番人気なんだそう。聞き覚えのある料理が一度で味わえて、このボリューム! 確かに人気なのも頷けます。

【内容:全6品】※仕入れ状況により一部食材が変更になる場合アリ
・ヒグマ肉と鴨肉(低温調理済み)
・鹿串焼き
・オハウ
・チポロシト
・チタタプ
・鮭塩焼き

食べたらジビエの印象が変わります!

どのお料理も臭みがなくてやわらかい!新鮮な素材を仕入れ、丁寧に下ごしらえを施していることが、食べるだけで伝わってきました。

特に肉は加熱すると固くなってしまうので、低温調理でじっくり火を通しているそうです。プレートの中央にある“チタタプ(プは小文字)”は、細かく刻んだ料理でたたきの様なもの。海空のハルでは鮭の身と行者にんにく、味噌などで食べやすく味付けしているそうです。

「美味しいものが溢れている北海道ですが、グルメだけではなく、歴史や文化・SDGSの考え方などに関心を持つキッカケになってくれたら嬉しいです」と、店長の崎本さん。料理を通じて北海道の歴史や文化を身近に感じてもらえたら良いですね!

貴重な「ヒグマ」のお肉をいただきます

筆者が特に感動したのは、ヒグマのお肉。臭みがなくやわらかくて旨味たっぷり。まるでローストビーフをいただいているかのようでした。

北海道の中でも新鮮なヒグマのお肉をいただけるお店は非常に珍しいです。こちらのヒグマは、独自のルートでを一頭買いしたそうですよ!

優しさが染み渡る「オハウ」

汁物を意味する“オハウ”には、ごろんと大きくカットされた野菜のほか、鮭の身が入っていました。味付けには、塩と昆布。さらに鮭の骨の出汁に、鱈の肝臓から作られた鱈油を使い、素材が主役の優しい味わい。“行者にんにく”との相性もバッチリでした!

アイヌのお酒を復刻した「カムイトノト」


画像提供:チセのある個室居酒屋海空のハル

アイヌ創作料理セットには、アイヌのお酒を復刻した“カムイトノト”が一杯ついてきます。アイヌ語で“カムイ”は「神」“トノト”は「酒」という意味を持つことから、 “カムイトノト”は「神様のお酒」という意味の造語です。

ヒエを使ったお酒は、アイヌ民族の儀式で神々や先祖への贈り物として欠かせないものだったのだそうです。その伝統的なお酒を現代に復活させたのが “カムイトノト”です。

稗(ひえ)を原料とした珍しいお酒で、どぶろくにもに似た濁りがあり、ほどよい酸味と自然の甘さが特徴的! とろりとした飲み口。甘さと酸味のバランスが整ったお酒です。

単品料理とお酒で一杯

その他、店内には北海道産のお酒や、単品メニューも豊富。その時期のおすすめなどもあるので、訪れるたびに新しいおいしさに出会えます。

筆者も、今度は単品メニューをじっくり味わいながら、お酒も堪能したいです。

自信をもって紹介したくなるお店

海空のハルがある場所は、地下鉄『すすきの駅』から徒歩3分。金の卵が目印のF45ビル地下1階にあります。アクセスのしやすさも魅力的ですね。

北海道の歴史と伝統、素材のおいしさがギュッと詰まった海空のハルは、地元の人のみならず、道外の方が来たときにお連れしたいお店。これだけ“北海道ならでは”が詰まったお店での食事は、良い思い出となり、喜んでもらえるのではないでしょうか。

海空のハル、美幌峠店もオープン!


画像提供:チセのある個室居酒屋海空のハル

2022年4月、海空のハル第2号店となる美幌峠店がオープンしました。美幌町の食材を中心としたメニューが味わえるお店。店内は木目調の落ち着いた空間で、シンボルの大きな“熊面”がお出迎えしてくれます。

美幌店のイチオシは「美パオライス」


画像提供:チセのある個室居酒屋海空のハル

美幌の野菜を使った”美パオライス”がイチオシのメニュー。ガパオライスに美幌をかけたユニークなメニューです。そのほか、10食限定のアイヌ創作料理「オハウ定食」もおすすめとのこと。不定期提供となるので、かなりレアなメニュー。運良く出会えたら迷わずオーダーしたいですね。
チセのある個室居酒屋海空のハル
住所:札幌市中央区南4条西5丁目8 F-45ビル地下1F
営業時間:午後5時~午後11時30分 (ラストオーダー:午後11時)
定休日:日曜日
電話番号: 011-231-6868
Instagram:@umizoranoharu
Twitter:@umizoranoharu
Facebook:チセのある個室居酒屋 海空のハル
Webサイト:https://umizoranoharu-susukino.owst.jp/
(上記の情報は記事作成時点でのものです。価格や最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

磯部 敦子

ライター

ライター経験を経て、WEBメディアのディレクターとして活動中。札幌在住の北海道大好きっ子です!お休みの日は、話題のスポットや絶品グルメを求めてお出かけ。自身の運営サイト「おしゃまち歩き 北海道」に情報を掲載し、北海道の魅力を発信しています。SASARUでも、お友達に教えたい。大切な人と一緒に行ってみたい。そんなみなさまのハートにささる情報をお届けします!

Official SNS 公式SNS

フォローして最新情報を受け取る