2022.3.28

グルメ

札幌のフレンチの名店「aki nagao」楽しむ"ノンアルペアリング "…極上お料理と喜悦ドリンク

自粛生活によって、以前よりお酒を飲む機会が減った方や、健康面を意識してアルコールを“飲まない”という方が増えてきている今日この頃。飲み会三昧だった私も、最近では週のほとんどが休肝日となりました。

そんななか、札幌市中央区の「aki nagao」では新しい選択肢として「アルコールフリーのペアリングセット」提供しています。今回は、北海道を代表するフレンチの名店でいただく唯一無二の「ノンアルコールペアリング」をご紹介します。

四季を感じるフレンチ…「aki nagao」で楽しむ"食の時間"


画像提供:aki nagao

札幌出身の長尾彰浩シェフが東京、フランス、札幌で修行を積み、2010年にオープンした「aki nagao」。

北海道産の食材を中心に、日本全国の良質な素材を使ったフレンチをいただくことができます。

また、お料理だけでなく、空間やサービス、生産者の方々等、トータルで織りなすことができる「aki nagaoでの食の時間」を大切にしているそうです。

その言葉通り、お料理だけでなくサービスや店内の雰囲気も素敵で、幸せな時間を過ごすことができるので、私も記念日やお誕生日といった大切な日に伺っています。

ソムリエ蝶野さんが生み出す"唯一無二"の「アルコールフリーペアリング」

2年程前から開発に取り組んできた「ノンアルコールペアリングセット」は、緊急事態宣言の酒類制限が追い風となり、生み出されたといいます。

担当しているのは、ソムリエの蝶野さん。

四季ごとに変わるお料理に合わせて内容を変えており、時にはシェフをはじめチームの方々からアドバイスをもらったり、試行錯誤を重ねながら、一杯一杯丁寧に考えられているそうです。

画像提供:aki nagao

「ソムリエ経験と料理経験の両方があって繋がるものもありました。」と話す蝶野さんは、なんと調理師免許も持つ二刀流。

メニューは蝶野さんの完全オリジナルで、"普通にならないこと"を心がけながら考案しているそう。本や日常生活の中からヒントを得て、新しいレシピを組み立てていくこともあるそうですよ。

今回は3月初旬に伺った際、実際にいただいたメニューをご紹介したいと思います。
他では味わったことがないような唯一無二のドリンクの連続で、出していただく度に「へえぇぇ~」と声が漏れてしまうものばかりでした。

バタフライピーティー×ラフランス

始まりの一皿「キャビアとゆり根 紅桜のジンのフレーヴァ」に合わせて出していただいた一杯。鮮やかな色調のバタフライピーのハーブティーに、ふんわりと洋梨が香るドリンクです。

洋梨は、香りが華やかな「ラフランス品種」を使用しているそうです。

特徴的なグラスは「おちょこ」と「とっくり」で、ステムがついているため、海外の方にも馴染みやすいデザインになっているそうです。見た目もとても美しいですよね。

グレープフルーツ×スモーク

野付 帆立貝「ロマネスコとリゾット 熟成ヴァンジョーヌのソース」には、グレープフルーツ果実を絞った果汁に、スモークの香りを纏わせた一杯を。

スモークの香りがしっかりと感じられるのですが、グレープフルーツもとても濃厚な味わいで、絶妙なバランスです。

りんご×カカオニブ

冬のスープ「菊芋のポタージュと冬トリュフ」と合わせていただいたのは、北斗市の自家農園で収穫したりんごを使ったジュースにカカオニブで香りをつけた一杯。

お料理の「冬トリュフ」にかけて、チョコレートのような香りをつけたのだそう。なんておしゃれなギャグなんでしょう…!

抹茶×バイマックル

羅臼 キンキ「厚岸かきえもんとココナッツのソース」には、抹茶がベースの一杯を。牡蠣の"海の香り"と抹茶の"青い香り"を合わせているのだそうです。

「バイマックルはタイ料理などで使用される"コブミカンの葉"で、トムヤンクンに使われているんですよ。」と蝶野さん。
本当に発想力がすごいですよね。

ブルーベリー×カレー

赤平 鳩肉「季節の根菜のローストとサルミのソース」には、赤ワインのような一杯を合わせていただきました。自家農園でとれたブルーベリーのジュースに"カレーの香り"を纏わせているのだそう。

私は自宅でスパイスカレーを作るのですが、まさにその時に感じるような"複雑なスパイスの香り"がお料理を引き立てていました。

日向夏×桜×ピンクペッパー

〆のデゼール「珈琲のムースと金柑 生姜のグラニテ」には、春を感じる一杯を。

こちらは、旬の日向夏を使ったジュースに"桜の香り"をつけているそうです。見た目も可愛らしいピンクペッパーは、爽やかな風味が良いアクセントになっていました。

ドリンクが主役にならないように…

ペアリングメニューを考える際に心がけていることを伺うと、「ドリンクが引き立ちすぎないよう、甘味、酸味、塩味、苦味、旨味のギリギリを狙います。」と蝶野さん。

確かに紹介したドリンクは、どれもインパクトは大きいものの、お料理を邪魔するのではなく、"引き立てる"ものばかり。長尾シェフの「レストランはチーム力」という言葉を体現されていらっしゃるのを感じました。

今回ご紹介したメニューは一例ですが、その時々のお料理にあった「旬の一杯」を楽しむことができますよ。
お酒が飲めない方も飲まない方も、特別な日を"ノンアルコール"で楽しんでみてはいかがでしょうか。
aki nagao
住所:北海道札幌市中央区南3条3-3 G-DINING 1F
営業時間:午後5時30分~午後7時30分(L.O.)
定休日:毎週日曜
電話番号:011-206-1789 
WEBサイト:http://www.aki-nagao.com
駐車場:なし

(上記の情報は記事作成時点でのものです。価格や最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

四季を感じるフレンチ…「aki nagao」で楽しむ"食の時間"


画像提供:aki nagao

札幌出身の長尾彰浩シェフが東京、フランス、札幌で修行を積み、2010年にオープンした「aki nagao」。

北海道産の食材を中心に、日本全国の良質な素材を使ったフレンチをいただくことができます。

また、お料理だけでなく、空間やサービス、生産者の方々等、トータルで織りなすことができる「aki nagaoでの食の時間」を大切にしているそうです。

その言葉通り、お料理だけでなくサービスや店内の雰囲気も素敵で、幸せな時間を過ごすことができるので、私も記念日やお誕生日といった大切な日に伺っています。

ソムリエ蝶野さんが生み出す"唯一無二"の「アルコールフリーペアリング」


画像提供:aki nagao

2年程前から開発に取り組んできた「ノンアルコールペアリングセット」は、緊急事態宣言の酒類制限が追い風となり、生み出されたといいます。

担当しているのは、ソムリエの蝶野さん。

四季ごとに変わるお料理に合わせて内容を変えており、時にはシェフをはじめチームの方々からアドバイスをもらったり、試行錯誤を重ねながら、一杯一杯丁寧に考えられているそうです。
「ソムリエ経験と料理経験の両方があって繋がるものもありました。」と話す蝶野さんは、なんと調理師免許も持つ二刀流。

メニューは蝶野さんの完全オリジナルで、"普通にならないこと"を心がけながら考案しているそう。本や日常生活の中からヒントを得て、新しいレシピを組み立てていくこともあるそうですよ。

今回は3月初旬に伺った際、実際にいただいたメニューをご紹介したいと思います。
他では味わったことがないような唯一無二のドリンクの連続で、出していただく度に「へえぇぇ~」と声が漏れてしまうものばかりでした。

バタフライピーティー×ラフランス

始まりの一皿「キャビアとゆり根 紅桜のジンのフレーヴァ」に合わせて出していただいた一杯。鮮やかな色調のバタフライピーのハーブティーに、ふんわりと洋梨が香るドリンクです。

洋梨は、香りが華やかな「ラフランス品種」を使用しているそうです。

特徴的なグラスは「おちょこ」と「とっくり」で、ステムがついているため、海外の方にも馴染みやすいデザインになっているそうです。見た目もとても美しいですよね。

グレープフルーツ×スモーク

野付 帆立貝「ロマネスコとリゾット 熟成ヴァンジョーヌのソース」には、グレープフルーツ果実を絞った果汁に、スモークの香りを纏わせた一杯を。

スモークの香りがしっかりと感じられるのですが、グレープフルーツもとても濃厚な味わいで、絶妙なバランスです。

りんご×カカオニブ

冬のスープ「菊芋のポタージュと冬トリュフ」と合わせていただいたのは、北斗市の自家農園で収穫したりんごを使ったジュースにカカオニブで香りをつけた一杯。

お料理の「冬トリュフ」にかけて、チョコレートのような香りをつけたのだそう。なんておしゃれなギャグなんでしょう…!

抹茶×バイマックル

羅臼 キンキ「厚岸かきえもんとココナッツのソース」には、抹茶がベースの一杯を。牡蠣の"海の香り"と抹茶の"青い香り"を合わせているのだそうです。

「バイマックルはタイ料理などで使用される"コブミカンの葉"で、トムヤンクンに使われているんですよ。」と蝶野さん。
本当に発想力がすごいですよね。

ブルーベリー×カレー

赤平 鳩肉「季節の根菜のローストとサルミのソース」には、赤ワインのような一杯を合わせていただきました。自家農園でとれたブルーベリーのジュースに"カレーの香り"を纏わせているのだそう。

私は自宅でスパイスカレーを作るのですが、まさにその時に感じるような"複雑なスパイスの香り"がお料理を引き立てていました。

日向夏×桜×ピンクペッパー

〆のデゼール「珈琲のムースと金柑 生姜のグラニテ」には、春を感じる一杯を。

こちらは、旬の日向夏を使ったジュースに"桜の香り"をつけているそうです。見た目も可愛らしいピンクペッパーは、爽やかな風味が良いアクセントになっていました。

ドリンクが主役にならないように…

ペアリングメニューを考える際に心がけていることを伺うと、「ドリンクが引き立ちすぎないよう、甘味、酸味、塩味、苦味、旨味のギリギリを狙います。」と蝶野さん。

確かに紹介したドリンクは、どれもインパクトは大きいものの、お料理を邪魔するのではなく、"引き立てる"ものばかり。長尾シェフの「レストランはチーム力」という言葉を体現されていらっしゃるのを感じました。

今回ご紹介したメニューは一例ですが、その時々のお料理にあった「旬の一杯」を楽しむことができますよ。
お酒が飲めない方も飲まない方も、特別な日を"ノンアルコール"で楽しんでみてはいかがでしょうか。
aki nagao
住所:北海道札幌市中央区南3条3-3 G-DINING 1F
営業時間:午後5時30分~午後7時30分(L.O.)
定休日:毎週日曜
電話番号:011-206-1789 
WEBサイト:http://www.aki-nagao.com
駐車場:なし

(上記の情報は記事作成時点でのものです。価格や最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

向坂沙紀

ライター

東京生まれの東京育ち。夫の転勤を機に札幌へ。 休日はラーメン屋さんをはしごし、カフェで締めるのが定番コース。 札幌だけでなく、道内各所に出かけて、フードファイトをしています。SASARUでは、道外出身者ならではの視点で、北海道の魅力をお伝えしていきたいです。

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