立春を過ぎれば暦の上では春。しかし北海道の冬はまだまだ終わりません。日中の気温が上がる分、昼夜の寒暖差が大きくなって昼間はシャーベット路面で朝夜はツルツル。氷の上に薄く雪が積もった「隠れツルツル路面」も至るところに出現し、歩きにくいことこの上なし…。
そんな北海道の冬道を攻略する上で欠かせないのが「冬靴」選びです。今回は札幌市円山にある靴のセレクトショップ「attraction」店長の中道さんに、冬靴選びのポイントを教えていただきました。
北海道の凍結路面でも滑らない、最強の靴底とは?
──冬靴を買う時にまず気になるのが靴底です。どのようなものが適しているのでしょうか?
中道さん:近年はガラス繊維を配合した靴底が人気ですね。ゴムだけだと氷の上で滑ってしまうので、グリップを向上させるためにガラス繊維を練り込んでいるんです。
中道さん:近年はガラス繊維を配合した靴底が人気ですね。ゴムだけだと氷の上で滑ってしまうので、グリップを向上させるためにガラス繊維を練り込んでいるんです。
──外側の素材についてはどうでしょうか?
中道さん:素材はナイロンでも合皮でも革製でも何でもいいのですが、防水性が非常に重要ですね。暖かさも大事ですが、北海道の冬道においては「水に強いかどうか」が大事なポイントです。防水仕様の商品には「○cm×○時間」と記載されていることがあり、たとえば「4cm×4時間」の場合、地面から4cmの深さの水に入った場合、4時間くらいは靴の中に水が入りませんよ、という指標になります。
──4cm以上積もった雪の中を歩く場合も、「4cm×4時間」の防水仕様なら大丈夫でしょうか?
中道さん:水分量の多いシャーベット路面を4時間以上歩き続けたとしたら、ちょっとしみてくるかもしれませんが、通勤通学で使う分にはまったく問題ないと思います。
中道さん:水分量の多いシャーベット路面を4時間以上歩き続けたとしたら、ちょっとしみてくるかもしれませんが、通勤通学で使う分にはまったく問題ないと思います。
──ブーツ丈はどうでしょう?
中道さん:最近は短めがトレンドですね。北海道の場合は短すぎると雪が入ってしまいやすいので、足首より上のミドル丈がおすすめです。
中道さん:最近は短めがトレンドですね。北海道の場合は短すぎると雪が入ってしまいやすいので、足首より上のミドル丈がおすすめです。
これを買えば間違いない。高品質&コスパ良しの冬靴
画像出典:アサヒシューズWEB STORE
ASAHI SHOES トップドライ TDY3969(A) ブラック 販売価格:20,900円 他にも様々なデザイン・素材・色のラインナップがある
──機能性とトレンドを踏まえて、イチオシの冬靴を教えてください。
中道さん:ひとつめは「ASAHI SHOES(アサヒシューズ)」の「TOPDRY(トップドライ)」シリーズです。ASAHI SHOESは創業120年の日本のメーカーなんですが、とても性能が高い冬靴を製造しています。GORE-TEX (ゴアテックス)で濡れない、蒸れない。
靴底はガラス繊維を配合した国内屈指のレベルのソールが使われています。お手入れがほとんどいらないということ、履き心地が軽いということもおすすめのポイントですね。
──機能性とトレンドを踏まえて、イチオシの冬靴を教えてください。
中道さん:ひとつめは「ASAHI SHOES(アサヒシューズ)」の「TOPDRY(トップドライ)」シリーズです。ASAHI SHOESは創業120年の日本のメーカーなんですが、とても性能が高い冬靴を製造しています。GORE-TEX (ゴアテックス)で濡れない、蒸れない。
靴底はガラス繊維を配合した国内屈指のレベルのソールが使われています。お手入れがほとんどいらないということ、履き心地が軽いということもおすすめのポイントですね。
ムーンスター EVE FGL094 ワイン 販売価格:7,590円 他にも様々なデザイン・素材・色のラインナップがある
中道さん:もうひとつは「ムーンスター」のウィンターブーツです。こちらも国産メーカーで独自に開発した「FUNCTION GRIP(ファンクショングリップ)」というガラス繊維配合ラバーの靴底が使われていて、大変品質が高い。価格も7000円代からとリーズナブルです。
どちらの商品も全国の靴屋さんで広く販売されているので、道内にお住まいの方はもちろん、北海道観光にいらっしゃる方も事前に準備がしやすいと思います。
──観光でいらっしゃる方は、着脱式のスパイクを使用されている方も多いですよね。
中道さん:着脱式は手軽ですが、スパイクが床を傷つけてしまうので屋内では取り外さなければいけません。観光で色々な所を歩くのであれば、やはり冬靴を用意されることをおすすめします。
それと今回紹介したガラス繊維配合の靴底は、車のスタッドレスタイヤと同様にコンクリートなどの固い地面で使用するとすり減ってしまうので、冬道専用で使った方が長持ちします。それでも大体3年ほどで摩耗するので、グリップが弱くなったような気がしてきたら雪のない季節の普段履きで使用して、冬靴は新たに買い替えましょう。
中道さん:もうひとつは「ムーンスター」のウィンターブーツです。こちらも国産メーカーで独自に開発した「FUNCTION GRIP(ファンクショングリップ)」というガラス繊維配合ラバーの靴底が使われていて、大変品質が高い。価格も7000円代からとリーズナブルです。
どちらの商品も全国の靴屋さんで広く販売されているので、道内にお住まいの方はもちろん、北海道観光にいらっしゃる方も事前に準備がしやすいと思います。
──観光でいらっしゃる方は、着脱式のスパイクを使用されている方も多いですよね。
中道さん:着脱式は手軽ですが、スパイクが床を傷つけてしまうので屋内では取り外さなければいけません。観光で色々な所を歩くのであれば、やはり冬靴を用意されることをおすすめします。
それと今回紹介したガラス繊維配合の靴底は、車のスタッドレスタイヤと同様にコンクリートなどの固い地面で使用するとすり減ってしまうので、冬道専用で使った方が長持ちします。それでも大体3年ほどで摩耗するので、グリップが弱くなったような気がしてきたら雪のない季節の普段履きで使用して、冬靴は新たに買い替えましょう。
画像出典:MOONSTAR ONLINE STORE
今回お話をうかがったのは…
attraction
住所:札幌市中央区南2条西22丁目1-39 リッシェル裏参道1F
営業時間:(1月〜3月)午前10時30分〜午後6時、(4月〜12月)午前10時30分〜午後7時
定休日:日曜日(+不定休2日程度)
HP:https://www.attraction-s.net/
お問い合わせ:info@attraction-s.net
住所:札幌市中央区南2条西22丁目1-39 リッシェル裏参道1F
営業時間:(1月〜3月)午前10時30分〜午後6時、(4月〜12月)午前10時30分〜午後7時
定休日:日曜日(+不定休2日程度)
HP:https://www.attraction-s.net/
お問い合わせ:info@attraction-s.net
店長の中道さんは靴選びはもちろんのこと、履き方や歩き方、外反母趾やO・X脚など足元の色々なことをサポートしてくれます。品質の高い靴を履きたい方、足元にお悩みのある方はぜひ中道さんに相談してみて。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)
北海道の凍結路面でも滑らない、最強の靴底とは?
──冬靴を買う時にまず気になるのが靴底です。どのようなものが適しているのでしょうか?
中道さん:近年はガラス繊維を配合した靴底が人気ですね。ゴムだけだと氷の上で滑ってしまうので、グリップを向上させるためにガラス繊維を練り込んでいるんです。
中道さん:近年はガラス繊維を配合した靴底が人気ですね。ゴムだけだと氷の上で滑ってしまうので、グリップを向上させるためにガラス繊維を練り込んでいるんです。
──外側の素材についてはどうでしょうか?
中道さん:素材はナイロンでも合皮でも革製でも何でもいいのですが、防水性が非常に重要ですね。暖かさも大事ですが、北海道の冬道においては「水に強いかどうか」が大事なポイントです。防水仕様の商品には「○cm×○時間」と記載されていることがあり、たとえば「4cm×4時間」の場合、地面から4cmの深さの水に入った場合、4時間くらいは靴の中に水が入りませんよ、という指標になります。
──4cm以上積もった雪の中を歩く場合も、「4cm×4時間」の防水仕様なら大丈夫でしょうか?
中道さん:水分量の多いシャーベット路面を4時間以上歩き続けたとしたら、ちょっとしみてくるかもしれませんが、通勤通学で使う分にはまったく問題ないと思います。
中道さん:水分量の多いシャーベット路面を4時間以上歩き続けたとしたら、ちょっとしみてくるかもしれませんが、通勤通学で使う分にはまったく問題ないと思います。
──ブーツ丈はどうでしょう?
中道さん:最近は短めがトレンドですね。北海道の場合は短すぎると雪が入ってしまいやすいので、足首より上のミドル丈がおすすめです。
中道さん:最近は短めがトレンドですね。北海道の場合は短すぎると雪が入ってしまいやすいので、足首より上のミドル丈がおすすめです。
これを買えば間違いない。高品質&コスパ良しの冬靴
画像出典:アサヒシューズWEB STORE
ASAHI SHOES トップドライ TDY3969(A) ブラック 販売価格:20,900円 他にも様々なデザイン・素材・色のラインナップがある
──機能性とトレンドを踏まえて、イチオシの冬靴を教えてください。
中道さん:ひとつめは「ASAHI SHOES(アサヒシューズ)」の「TOPDRY(トップドライ)」シリーズです。ASAHI SHOESは創業120年の日本のメーカーなんですが、とても性能が高い冬靴を製造しています。GORE-TEX (ゴアテックス)で濡れない、蒸れない。
靴底はガラス繊維を配合した国内屈指のレベルのソールが使われています。お手入れがほとんどいらないということ、履き心地が軽いということもおすすめのポイントですね。
──機能性とトレンドを踏まえて、イチオシの冬靴を教えてください。
中道さん:ひとつめは「ASAHI SHOES(アサヒシューズ)」の「TOPDRY(トップドライ)」シリーズです。ASAHI SHOESは創業120年の日本のメーカーなんですが、とても性能が高い冬靴を製造しています。GORE-TEX (ゴアテックス)で濡れない、蒸れない。
靴底はガラス繊維を配合した国内屈指のレベルのソールが使われています。お手入れがほとんどいらないということ、履き心地が軽いということもおすすめのポイントですね。
画像出典:MOONSTAR ONLINE STORE
ムーンスター EVE FGL094 ワイン 販売価格:7,590円 他にも様々なデザイン・素材・色のラインナップがある
中道さん:もうひとつは「ムーンスター」のウィンターブーツです。こちらも国産メーカーで独自に開発した「FUNCTION GRIP(ファンクショングリップ)」というガラス繊維配合ラバーの靴底が使われていて、大変品質が高い。価格も7000円代からとリーズナブルです。
どちらの商品も全国の靴屋さんで広く販売されているので、道内にお住まいの方はもちろん、北海道観光にいらっしゃる方も事前に準備がしやすいと思います。
──観光でいらっしゃる方は、着脱式のスパイクを使用されている方も多いですよね。
中道さん:着脱式は手軽ですが、スパイクが床を傷つけてしまうので屋内では取り外さなければいけません。観光で色々な所を歩くのであれば、やはり冬靴を用意されることをおすすめします。
それと今回紹介したガラス繊維配合の靴底は、車のスタッドレスタイヤと同様にコンクリートなどの固い地面で使用するとすり減ってしまうので、冬道専用で使った方が長持ちします。それでも大体3年ほどで摩耗するので、グリップが弱くなったような気がしてきたら雪のない季節の普段履きで使用して、冬靴は新たに買い替えましょう。
中道さん:もうひとつは「ムーンスター」のウィンターブーツです。こちらも国産メーカーで独自に開発した「FUNCTION GRIP(ファンクショングリップ)」というガラス繊維配合ラバーの靴底が使われていて、大変品質が高い。価格も7000円代からとリーズナブルです。
どちらの商品も全国の靴屋さんで広く販売されているので、道内にお住まいの方はもちろん、北海道観光にいらっしゃる方も事前に準備がしやすいと思います。
──観光でいらっしゃる方は、着脱式のスパイクを使用されている方も多いですよね。
中道さん:着脱式は手軽ですが、スパイクが床を傷つけてしまうので屋内では取り外さなければいけません。観光で色々な所を歩くのであれば、やはり冬靴を用意されることをおすすめします。
それと今回紹介したガラス繊維配合の靴底は、車のスタッドレスタイヤと同様にコンクリートなどの固い地面で使用するとすり減ってしまうので、冬道専用で使った方が長持ちします。それでも大体3年ほどで摩耗するので、グリップが弱くなったような気がしてきたら雪のない季節の普段履きで使用して、冬靴は新たに買い替えましょう。
今回お話をうかがったのは…
attraction
住所:札幌市中央区南2条西22丁目1-39 リッシェル裏参道1F
営業時間:(1月〜3月)午前10時30分〜午後6時、(4月〜12月)午前10時30分〜午後7時
定休日:日曜日(+不定休2日程度)
HP:https://www.attraction-s.net/
お問い合わせ:info@attraction-s.net
住所:札幌市中央区南2条西22丁目1-39 リッシェル裏参道1F
営業時間:(1月〜3月)午前10時30分〜午後6時、(4月〜12月)午前10時30分〜午後7時
定休日:日曜日(+不定休2日程度)
HP:https://www.attraction-s.net/
お問い合わせ:info@attraction-s.net
店長の中道さんは靴選びはもちろんのこと、履き方や歩き方、外反母趾やO・X脚など足元の色々なことをサポートしてくれます。品質の高い靴を履きたい方、足元にお悩みのある方はぜひ中道さんに相談してみて。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
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笹山浅海
ライター・編集者
十勝出身、札幌在住。2007年より東京都内の編集プロダクションに編集者として勤務し、オールジャンルの書籍やムック本の制作を手がける。 2012年株式会社マニュブックスを設立。 書籍・雑誌・Web・イベントなど、媒体を問わず幅広く企画制作している。