2022.4.21

ファッション

フェルメール展がやってくる!手持ちコスメで『真珠の耳飾りの少女』なりきりメイクに挑戦

春の札幌は注目のアート展が目白押し。
その中のひとつ「フェルメールと17世紀オランダ絵画展(北海道展)」が、いよいよ4月22日から始まります。

フェルメールといえば、名画「真珠の耳飾りの少女」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
微笑んでいるようにも何か言いたそうにも見える、印象的な口元。
少女の美しさはもちろんのこと、謎多き表情にもぐっと惹き込まれてしまいます。

今回は、フェルメール展に寄せたメイクパターンを提案。
筆者も大好きな「真珠の耳飾りの少女」を私物コスメで表現してみました!
普段のメイクにも使えるようなテクニックも登場します。参考にしてみてください。

「真珠の耳飾りの少女」は今のトレンドにも共通するような魅力がたくさん!


Pixabayより

「北のモナ・リザ」「オランダのモナ・リザ」とも呼ばれ愛されている「真珠の耳飾りの少女」。
じっくり見るとどのパーツも魅力的なのです。

まずは、真っ黒な背景に浮かび上がる、陶器のようになめらかな白い肌
内側から発色しているかのような頬の血色感から、若々しさも感じられます。

目を引く赤い唇は、白い光が反射するほどツヤがたっぷり。
輪郭はぼやけて自然なのに、強く印象に残る魅力的な赤リップです。

好奇心で丸く開かれているかのような、大きくて印象的な目も忘れてはいけません。
よく見ると、マスカラやアイシャドウなどの飾り気がほぼ無いように見えます。
自前のパーツの美しさを活かした、極めてナチュラルな目元です。

令和の時代にも通ずるような魅力がいっぱいの「真珠の耳飾りの少女」メイクに、恐縮ながらいざ挑戦です!

ベースはツヤ肌をつくるアイテムで仕上げる

「真珠の耳飾りの少女」の肌は、くもりのないツヤ肌
まるで韓国コスメの広告に出てくる美女のような、うるおいが感じられるキメの細かい肌に見えます。

ツヤ系化粧下地を広い範囲に塗り、バームのような質感のハイライトスティックでさらにピンポイントにツヤを強調
どの角度から見ても分かるようなツヤを作りました。
ファンデーションは、素肌感が出るようなカバーしすぎないものをセレクト。

内側からほんのりと色づいているようなチークは、マジョリカマジョルカのリキッドチークで。
すりガラスのようなシアーな仕上がりで、こっそり血色感を仕込むことができます。

<使用アイテム>
・化粧下地:ミュウ プロオンステージ プリズム ハイブリッドベース
・ファンデーション:INTEGRATE(インテグレート)プロフィニッシュリキッド 透け感カラー100
・ハイライト:ミゼルエディ シアーグロウスティック ハイライト 101ペールラベンダー(限定色)
・チーク:MAJOLICA MAJORCA(マジョリカマジョルカ)クリーム・デ・チーク PK312

目を引くツヤツヤの赤リップは韓国コスメに頼る

リップは彩度の高い赤色をセレクト。下唇にたっぷり乗せて唇の輪郭ギリギリまで塗り、唇がぽってりして見えるようにしました。

作品をよく見ると上唇の輪郭がぼんやりしていたので、輪郭がはっきり出ないよう指でぼかしました。
輪郭をぼかすことでナチュラルな印象になりますね。令和の時代にも使えるテクニックだと思いませんか?
上唇の山の部分と唇の下に、ベースでも使ったハイライトを乗せます。

「真珠の耳飾りの少女」の肌のツヤ感を、リップまわりでもさりげなく表現。
塗り重ねても重たくならない、透けツヤ発色。唇が面でツヤめきます。
ツヤツヤの仕上がりは韓国コスメの得意技。

<使用アイテム>
・リップ:rom&nd(ロムアンド)デュイフル ウォーターティント 07 cherry way

アイメイクはなるべく手を加えず彫りを作ることを意識

作品をよく見ると、目元はカラーレスな印象。
「真珠の耳飾りの少女」の彫り深アイを見習って、ベージュカラーのアイシャドウやノーズシャドウで自然な陰影を作ります。

アイホール全体に塗り重ねて影を作るのではなく、まぶたのくぼみに合わせて影になる部分だけに塗りました。

眉下の彫りは、アイブロウパウダーパレットのマットなノーズシャドウカラーで。
普段のメイクにプラスしてさりげなく入れるだけでも、印象が大きく変わりますよ。
まつ毛の印象も強くないので、ビューラーで軽くカールさせる程度に。
マスカラはシアーな黒マスカラにして、まつ毛の主張を抑えます。

アイラインは、ブラックブラウンカラーで目尻だけに引く程度にしました。
アイシャドウはなるべくカラーレスで、ラメのきらめきも控えめなものをセレクト。
RIMMELのショコラスウィート アイズ 107番のアンティークな雰囲気が、名画なりきりメイクにぴったりです。

目の彫りの部分に、パレット上から2番目のベージュ系のパールカラーをオン。
二重幅の部分には、二重幅が強調されるようパレット一番上のハイライトカラーを乗せました。
普段締め色を乗せるところにシャドウカラーを乗せるのとは逆の発想です。

<使用アイテム>
・アイシャドウ:RIMMEL(リンメル)ショコラスウィート アイズ 107(限定色)
・アイブロウ:excel(エクセル)スタイリング パウダーアイブロウ SE04 モーヴブラウン
まつ毛は、あえてカールさせないほうが目のキワと重なり、目のフレームが強調されます。

「真珠の耳飾りの少女」の目はフレームがわかりやすい形。
アイライナー要らずの"くっきりアイ"の持ち主だったのかもしれませんね!

<使用アイテム>
・マスカラ:ettusais(エテュセ)アイエディション (マスカラベース)
・アイライナー:dejavu(デジャヴュ)密着アイライナー ショート筆リキッド ブラックブラウン
「真珠の耳飾りの少女」の眉なしフェイスは、ベージュカラーのマスカラで。

眉毛一本一本にしっかり液が絡むように塗って、眉毛の存在を消します。
今回のメイクでは眉に使いましたが、実はまつ毛にも使える2wayマスカラ。
トレンドメイクのひとつ"儚げメイク"・"色素薄い系メイク"にもぴったりです。

<使用アイテム>
・アイブロウ:KIREI FACTORY ラッシュ&アイブロウマスカラ 01 ロイヤルベージュ

名画なりきりメイクで行けばアート展がもっと楽しくなる

名画の美女をじっくり観察すると、たくさんの発見があります。
「真珠の耳飾りの少女」には、令和のトレンドメイクにもあるようなテクニックが隠れていましたね。
同時にアートのお勉強もできて、新しい世界が広がりそうです。

アート展に行くなら、展示に合わせて名画の美女になりきったメイクで出発するのはどうでしょう?
アート展に行く気分をより盛り上げてくれるかもしれません。

フェルメール展の開催まであともう少し。
マスクの中でこっそり、フェルメール展気分を盛り上げませんか?
フェルメールと17世紀オランダ絵画展(北海道展)
会期:2022年4月22日(金)~ 6月26日(日) 
会場:北海道立近代美術館
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※ただし、金曜日(5月6日を除く)は午後7時30分まで開館(入場は午後7時まで)
休館日:月曜日
お問合せ:UHB北海道文化放送( 011-214-5484)
特設サイトURL:https://www.uhb.jp/event/dresden-vermeer/
Twitter:@vermeer_sapporo

(上記の情報は記事作成時のものです。最新情報は上記問い合わせ窓口へご確認下さい)

Instagram:@itst0913

「真珠の耳飾りの少女」は今のトレンドにも共通するような魅力がたくさん!


Pixabayより

「北のモナ・リザ」「オランダのモナ・リザ」とも呼ばれ愛されている「真珠の耳飾りの少女」。
じっくり見るとどのパーツも魅力的なのです。

まずは、真っ黒な背景に浮かび上がる、陶器のようになめらかな白い肌
内側から発色しているかのような頬の血色感から、若々しさも感じられます。

目を引く赤い唇は、白い光が反射するほどツヤがたっぷり。
輪郭はぼやけて自然なのに、強く印象に残る魅力的な赤リップです。

好奇心で丸く開かれているかのような、大きくて印象的な目も忘れてはいけません。
よく見ると、マスカラやアイシャドウなどの飾り気がほぼ無いように見えます。
自前のパーツの美しさを活かした、極めてナチュラルな目元です。

令和の時代にも通ずるような魅力がいっぱいの「真珠の耳飾りの少女」メイクに、恐縮ながらいざ挑戦です!

ベースはツヤ肌をつくるアイテムで仕上げる

「真珠の耳飾りの少女」の肌は、くもりのないツヤ肌
まるで韓国コスメの広告に出てくる美女のような、うるおいが感じられるキメの細かい肌に見えます。

ツヤ系化粧下地を広い範囲に塗り、バームのような質感のハイライトスティックでさらにピンポイントにツヤを強調
どの角度から見ても分かるようなツヤを作りました。
ファンデーションは、素肌感が出るようなカバーしすぎないものをセレクト。

内側からほんのりと色づいているようなチークは、マジョリカマジョルカのリキッドチークで。
すりガラスのようなシアーな仕上がりで、こっそり血色感を仕込むことができます。

<使用アイテム>
・化粧下地:ミュウ プロオンステージ プリズム ハイブリッドベース
・ファンデーション:INTEGRATE(インテグレート)プロフィニッシュリキッド 透け感カラー100
・ハイライト:ミゼルエディ シアーグロウスティック ハイライト 101ペールラベンダー(限定色)
・チーク:MAJOLICA MAJORCA(マジョリカマジョルカ)クリーム・デ・チーク PK312

目を引くツヤツヤの赤リップは韓国コスメに頼る

リップは彩度の高い赤色をセレクト。下唇にたっぷり乗せて唇の輪郭ギリギリまで塗り、唇がぽってりして見えるようにしました。

作品をよく見ると上唇の輪郭がぼんやりしていたので、輪郭がはっきり出ないよう指でぼかしました。
輪郭をぼかすことでナチュラルな印象になりますね。令和の時代にも使えるテクニックだと思いませんか?
上唇の山の部分と唇の下に、ベースでも使ったハイライトを乗せます。

「真珠の耳飾りの少女」の肌のツヤ感を、リップまわりでもさりげなく表現。
塗り重ねても重たくならない、透けツヤ発色。唇が面でツヤめきます。
ツヤツヤの仕上がりは韓国コスメの得意技。

<使用アイテム>
・リップ:rom&nd(ロムアンド)デュイフル ウォーターティント 07 cherry way

アイメイクはなるべく手を加えず彫りを作ることを意識

作品をよく見ると、目元はカラーレスな印象。
「真珠の耳飾りの少女」の彫り深アイを見習って、ベージュカラーのアイシャドウやノーズシャドウで自然な陰影を作ります。

アイホール全体に塗り重ねて影を作るのではなく、まぶたのくぼみに合わせて影になる部分だけに塗りました。

眉下の彫りは、アイブロウパウダーパレットのマットなノーズシャドウカラーで。
普段のメイクにプラスしてさりげなく入れるだけでも、印象が大きく変わりますよ。
まつ毛の印象も強くないので、ビューラーで軽くカールさせる程度に。
マスカラはシアーな黒マスカラにして、まつ毛の主張を抑えます。

アイラインは、ブラックブラウンカラーで目尻だけに引く程度にしました。
アイシャドウはなるべくカラーレスで、ラメのきらめきも控えめなものをセレクト。
RIMMELのショコラスウィート アイズ 107番のアンティークな雰囲気が、名画なりきりメイクにぴったりです。

目の彫りの部分に、パレット上から2番目のベージュ系のパールカラーをオン。
二重幅の部分には、二重幅が強調されるようパレット一番上のハイライトカラーを乗せました。
普段締め色を乗せるところにシャドウカラーを乗せるのとは逆の発想です。

<使用アイテム>
・アイシャドウ:RIMMEL(リンメル)ショコラスウィート アイズ 107(限定色)
・アイブロウ:excel(エクセル)スタイリング パウダーアイブロウ SE04 モーヴブラウン
まつ毛は、あえてカールさせないほうが目のキワと重なり、目のフレームが強調されます。

「真珠の耳飾りの少女」の目はフレームがわかりやすい形。
アイライナー要らずの"くっきりアイ"の持ち主だったのかもしれませんね!

<使用アイテム>
・マスカラ:ettusais(エテュセ)アイエディション (マスカラベース)
・アイライナー:dejavu(デジャヴュ)密着アイライナー ショート筆リキッド ブラックブラウン
「真珠の耳飾りの少女」の眉なしフェイスは、ベージュカラーのマスカラで。

眉毛一本一本にしっかり液が絡むように塗って、眉毛の存在を消します。
今回のメイクでは眉に使いましたが、実はまつ毛にも使える2wayマスカラ。
トレンドメイクのひとつ"儚げメイク"・"色素薄い系メイク"にもぴったりです。

<使用アイテム>
・アイブロウ:KIREI FACTORY ラッシュ&アイブロウマスカラ 01 ロイヤルベージュ

名画なりきりメイクで行けばアート展がもっと楽しくなる

名画の美女をじっくり観察すると、たくさんの発見があります。
「真珠の耳飾りの少女」には、令和のトレンドメイクにもあるようなテクニックが隠れていましたね。
同時にアートのお勉強もできて、新しい世界が広がりそうです。

アート展に行くなら、展示に合わせて名画の美女になりきったメイクで出発するのはどうでしょう?
アート展に行く気分をより盛り上げてくれるかもしれません。

フェルメール展の開催まであともう少し。
マスクの中でこっそり、フェルメール展気分を盛り上げませんか?
フェルメールと17世紀オランダ絵画展(北海道展)
会期:2022年4月22日(金)~ 6月26日(日) 
会場:北海道立近代美術館
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※ただし、金曜日(5月6日を除く)は午後7時30分まで開館(入場は午後7時まで)
休館日:月曜日
お問合せ:UHB北海道文化放送( 011-214-5484)
特設サイトURL:https://www.uhb.jp/event/dresden-vermeer/
Twitter:@vermeer_sapporo

(上記の情報は記事作成時のものです。最新情報は上記問い合わせ窓口へご確認下さい)

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伊藤さとみ

美容ライター

札幌在住の美容大好き主婦。美容・コスメのほか、サウナやヨガも大好き。札幌市内のコスメ売り場をくまなく歩き回り、プチプラで優秀なコスメがないか日々パトロールしています。小さい頃から美白命で、成分表示を見て化粧水を選ぶのがマイルール。札幌の美容シーンを盛り上げるべく、"札幌ならでは"の美容情報を発信していきます。日本化粧品検定2級。

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